猫が3歳になっていた

何かがおかしい。あれほど行きたかったパーティーにも行く気分ではない。疲れ切っているのだろうか?それとも何かが変わってきているのだろうか。と思ったら時間がすべて解決してくれた。簡単な話、終電を逃したということなのだが。とりあえずコンビニで簡単なつまみでも買ってきて、焼酎でも少し飲んで寝たりしようかな。

そういえばうちの猫が3歳になっていたことに突然気づいた。(当時の恋人が突然連れてきた拾い猫なので誕生日はよく分からない)。家に来てからもう3年かあ。そう考えると時間が経つのは早いもんだね。昨日眠る前に猫が俺の周りをうろうろしているのを見て、改めて家には俺以外に独立して生きてるものがいるのだなと思って不思議な気分になった。猫が何を毎日考えたり、感じたりしているのかはさっぱり分からないのだが、時に俺の膝に頭を乗っけて喉を鳴らしながら寝そべっているのを見ると「こいつはこれで満足なのかもしれない」と少し安心した気持ちになる。俺がこいつに何をしているのかよく分からないが、俺でも何かを満足させられるようなのだ。まったく妙な話だが、うれしい。世の中には他にもそういうことがあるのかもしれないと思うと、少しは張り合いも出るもんだね。